2018.8.10 Fri
QUEST SCHOOL 06
今回は3,4年生を対象に、「オフェンス時のボールキープ」をテーマにした練習を行いました。
パス、ドリブル、シュートなど、自分の思い描くプレーをするためには、ボールをきちんと自分のものにする必要があります。しかし、普段のスクールの中で、足元の技術はあるのに、体の使い方やボールの置き所が原因でボールを簡単に失っている子が少なくないと感じ、今回のテーマを選択しました。
まずはボールを手で持った状態でのボールキープのトレーニング。
初めに足よりも比較的自由にボールを扱いやすい手でボールキープを行うことで、「ボールを触る」ということ以外の部分への理解を深めようと思いました。DFにボールを触れられないために、体の向き、ボールキープ時の手の使い方、ボールの置き所をポイントに押さえつつ指導しました。
少しドリブルの練習をした後、実際に足でボールを扱いながらのボールキープを行いました。ほかのコーチにもDFに入っていただき、特に手の使い方を中心に指導しました。サッカーのルールで、「ボールを手で扱う」ことは禁止されていますが、「手で相手を探る・ブロックする」ことは可能です。せっかく人間には手がついているので、足先の技術だけでなく、体全体を使ってボールを保持し続けられるようになればな、と思います。
最後に、ゴールを設けて1対1からのシュートをしました。
初のメニューの時よりも見違えるほど体の使い方が上達し、体を上手く使い、少ないタッチ数でシュートまでもっていくことができる子も出てきました。既述したように、簡単にボールを失ってしまえば、自分の思い描くプレーもできず、チームとしてもゴールを狙うことができません。どんな状況でも必ずマイボールにすることができれば、自分のプレーの幅も広がり、よりサッカーを楽しむことができると考えています。
今回は、ボールが動いていない状態でのボールキープを中心に行いましたが、次回は流れの中でも体を使ってボールキープを行う練習メニューを取り入れたいと思います。